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2020年7月 9日 (木)

理念も大切だが

○ 昨日早朝,我が家でも猛烈な雨を経験しました。その前に午前3時頃,大きな雨音で目を覚ましました。この1週間で最も強い雨です。
 年金生活者,定刻に自宅を出ることもありません。窓から外を見ていると,雨樋の途中から雨水があふれ出ていました。もちろん雨樋のつまりではありません。

 それでも朝の豪雨,ものの20分程でピークを越えました。雨雲が西から東へ移動していきました(これは雨雲レーダーで見ていました)。
 これが”線状降水帯”となると,長い時間豪雨が続く訳で大変な雨量になる訳です。もう一つは,明るい時間の豪雨でしたから,それ程恐怖を感じませんでした。

 一般的に日本の河川は,”急・短”と言われています。国土が狭いこともありますが,降った雨が海に流れ出すまでの時間が,短いと言うことです。
 これをさらに短くするのが,森林伐採(ゴルフ場建設等)だとも言われています。規模は小さくなりますが,棚田も治水に役立っています。

 しかし,バブルの頃からのゴルフ・ブームで(地価の安い)山間部にたくさんのゴルフ場が作られました。過疎化で棚田もどんどん減ってきています。
 治水面はなんら考えられず,人間の享楽と(都市と地方の)格差が生まれてきただけです。つまり水害に弱い国となってきた訳です。ブーメラン現象の一つです。

 

 昨日,熊本県のダム建設反対について少し書きました。私は,”ダムに頼らない治水”の理念は素晴らしいし,同意したいと思います。
 熊本県が目指すのは,堤防をより高くする・川の蛇行を少なくする・河床の掘り下げる・遊水池を作るなどが考えられます。時間と労力,さらには税金の投入です。

 全国にいくつ大河川があるか知りませんが,洪水の危険性の高い河川あるいは場所の治水を行うのに,どれだけの予算が組まれているんでしょう。
 調べてみました。約1兆797億円(国土交通省HP:平成2年度予算)です。例の10万円の給付金(約13兆円)と較べてみると何と寂しい額でしょう。

 国としては,「いつ起こるか分からない災害に使うよりもあめ玉を使った方がいい」と考えているかもしれません。もちろん回収=増税が待っています。
 さらに治水事業の必要なところは,過疎地に多いと言うことです。限られた予算を投入するには,より多くの人達が恩恵を受ける所に使いたい?

 私は,「賛否両論がありますが」と断りを入れました。理念は素晴らしいし,尊重はしたい。しかし,費用面と時間を考えるのならば,やはりダム建設に傾きます。
 
”1976~85年と2010~19年を比べると,1時間に50mm以上を記録する激しい雨の発生回数が1.4倍に増えた。土砂災害の件数も1990~2009年までの年間平均が1000件程度なのに対し,10年以降は1500件。”

 この数字を見ても治水事業の必要性そして時間との闘いだと思います。もちろん植樹も必要ですし,(さらに大きなことの一つ)地震対策も考えねばなりません。
 ”ダムや堤防のかさ上げ+土地の利用規制”を行って欲しい。安全な場所に避難所を作る,これは水害のみならず様々な災害に使うことができます。

 

 くどいですが理念も大切ですが,人命はさらに大切です。民主党政権時代の理念優先が上手くいかなかった経験です。1兆円ほどでは,焼け石に水です。
 自然災害の多い我が国,「備えあれば憂いなし」とも言います。そのための”増税”ならば,仕方がありません。しかし,消費税10%時のように目的を変えない前提です。
 

○ 今日の1枚

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