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2019年4月18日 (木)

下請けを泣かすな

◇ 本当にあと少しかなあ
”MRJの航空会社への納入に向けた「最終形態の試験機」が,6月末までに完成する見通し。三菱航空機の水谷久和社長は「2019年度の第2四半期までに(最終形態の機体を)試験に組み込むことになりそうだ」と説明しました。
 3月には米国で,国土交通省のパイロットがMRJの試験機を操縦する飛行審査が始まり,6月にも「最終形態の試験機」を完成させ,2020年半ばに初号機を航空会社に引き渡すことを目指す。”

 現在初期型の4機のMRJが,飛行審査を受けています。そこに最終型の○機をアメリカ本土に空輸するということです。この試験機完成まで約2ヶ月です。
 となると,渡米前の試験飛行が必ず行われるはずです。また,小牧まで何度も足を運ばなければならないのかなあ。「まあお天気を見ながら,撮れたらいいな」かなあ。
 と言うのも,渡米した飛行機は(恐らく)片道切符です。すなわちスクラップ?その貴重価値を求めている熱心な写真家もいます。そこまで根気がない私です。

 個人的には,希望する航空博物館へ寄贈するくらいの太っ腹を三菱航空機は見せて欲しいものです。搭乗しなくとも実機の中が見られる,いいじゃないですか。
 ボーイングだってB787をセントレアの博物館に寄贈したではありませんか。これが航空機製造メーカーとしての責務の一つだと思います。知名度もグーンと上がります。
 確かにビジネスは利益最優先ですが,企業としての社会貢献も試されていると思います。スクラップしたら,永遠に記録(実機)はなくなります。歴史的遺産ですよね。
 博物館に寄贈すれば,100年経っても「これが国内初のジェット旅客機」と,後世まで残ります。自分所の(MRJ)博物館だけで十分と考えているのかしらねえ。

 過去五度の延期をしてきた三菱航空機,どうも三菱の上から目線が目につきます。覚えていますか,初飛行後の社長の会見「これからは毎日飛ばしたい」と言いました。
 名古屋飛行場のRW16側には,広い土地が整備されています。もう何年も何も使われていません。慌てて作った?偽装工作?など,いろいろ言われていますがね。
 三菱飛行機の隠蔽体質(恐らく初飛行時にも様々な問題が出ていた),威勢のいい記者会見も(開発)期限が来ると謝罪会見に終始してきました。恥ずかしい。
 と言うのも,今や航空機製造メーカーは,自動車と似ています。広い裾野(下請け企業)から部品を購入し,組み立てる企業です。それだけに責任は重いです。
 残念ながら,三菱航空機は社長の首のすげ替えはしますが,体質は全く変えようとしない。一番頭を下げなければならないのは,下請け企業です。
 資金の余裕がない中で,大切な仕事をもらって設備投資をしたはずです。景気のいい話をしたことでしょう。が,生産はストップ,下請け企業は…。
 もう手を引いた航空会社もありますが,新規採用航空会社は(ここ数年)ゼロですよね。アドバルーンだけ上げて,これからは下請け企業は苦しくなるでしょう。
 (三菱航空機は)設備投資に見合う利益が,下請け企業に保証できるのでしょうか。やらないでしょうねえ。ここでも下請け泣かせのブラック企業が生まれてきそうです。

○ 今日の1枚

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