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2019年4月17日 (水)

アシアナ航空の売却

◇ 半島のガリバー,1社は会長が亡くなられた。もう1社は身売りだそうです。人口は我が国の約半分,ここも少子高齢社会が目前に迫っています。
 ですから西日本の地方空港に飛行機を飛ばし,ソウル経由で世界に飛び立つビジネスが成立しました。おかげで日本のガリバーは,地方路線の国際線から撤退です。

 私,前から何度も書いていますが,「相手がB747を購入したらうちも買う」「相手がA380を購入したらうちも買う」と,まさに見栄の張り合い状態が続いてきました。
 こうなるとバックの財閥の支援がどれだけ得られるのか,得られないのかにかかってきます。そして(一応)No.2は身売りを決定しました。航空会社の維持の難しさ?
 もう一つは,LCCの台頭です。安近短ならば,LCCで十分です。かくしてガリバー2社の近場路線が,ごっそりとLCCにもっていかれました。ならば中・超距離路線は?
 こちらは相手国の飛行機も定期便をもちますから,もはや運賃のダンピング以外手のうちようがありません。当然業績のを悪化を招くわけです。

 世界の飛行機の主流は,燃費のいい双発機です。B747(貨物機を除く)を飛ばしている航空会社は,何社残っているでしょう。それでも持ち続けています。
 A380も生産中止なのは,ご存じの通りです。B747とA380…大型機になればなるほど維持費は高くなります。それを両方もつ(BAW/BA,DLH/LH,THA/TG…)ところの業績は…。
 身の程知らず,双発機の時代にB747/A380に価値を見出すことは難しいことです。こんな馬鹿らしい見栄の張り合い,ニュースが流れれば「やっぱり」となります。

 B747を全部売却し,B787/B777Xと燃費の良い双発機に切り替えている青組,他で利益を得ても成田~ホノルル路線が何年持つのでしょうねえ。数年はいいと思いますが。
 ここも我が国No.1の航空会社としての意地が出ています。確かに日本各地~ホノルル路線は,多くの観光客が利用します。ビジネスマンは,どれほどいるのでしょう。

 話を元に戻して,アシアナ航空の誕生はそんなに古い話ではありません。名古屋には,B737(400/500)で飛来したのが最初だったと記憶しています。
 何より驚いたのが,あの塗装です。最初はいいのですが,時間の経過とともに色あせ,酷いものでした。それでもB767/B747を所有する航空会社にまで成長しました。
 私は搭乗したことはありませんが,機内サービスにも定評があり,大変に人気がありました。スターアライアンス・メンバーですが,さてこれはどうなるのかな。
 いずれにしても売却先が決まって再建されることを願っています。見栄を忘れ,地道な経営ができる指導者が出てきたら…。機材・路線の見直しは当然です。
 また,アシアナ航空と言えば,広島・サンフランシスコでの事故を思い出します。安全性への取組(利益につながらないと考える)が疎かになっているのではないでしょうか。

○ 今日の1枚

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