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2019年4月12日 (金)

不安な空の世界

◇ アメリカがくしゃみをすれば
2019年1~3月期決算を発表したデルタ航空は,純利益が前年同期比31%増の約810億円。4~6月期の増益見込みも好感され,株価は2%高。
 アメリカン航空やサウスウエスト航空は,B737MAXの運航停止で一部フライトがキャンセル,1~3月の収益見通しをそれぞれ下方修正。34機を保有するサウスウエスト航空は全フライトの5%弱が影響を受ける。
 デルタは,同機の運航停止の影響を受けないだけでなく,キャンセルが出た場合に空席を融通し合う航空会社間の取り決めにより,むしろ多少の増収効果がある。デルタはA320neoを選択。最大200機を購入,20~23年に引き渡しを受ける。
 エアバス機にはここにきて別のリスクが浮上している。米通商代表部(USTR)は,欧州連合がエアバスに支給する不正な補助金によって米国企業が損害を被ったとして,EUからの輸入品に対する報復関税の品目リストの原案を公表。リストにはチーズやワインなどのほか,航空機と航空機部品も含まれる。ボーイング機の運航停止は航空当局が安全性を再確認すれば解除されるが,エアバス機への報復関税は中長期の調達コストを押し上げる恐れがある。デルタのバスティアンCEOは,「20年に受領する機体は影響を受けないはずだが,それ以降の影響ははっきりしない」と述べた。
 もうひとの懸念が燃料価格の上昇基調。燃料費は航空会社のコストの約25%を占める。デルタの1~3月の燃料価格は1ガロン当たり2.06ドルと前年同期から4%上昇。燃料相場は4月に入ってさらに上昇,米原油先物指標のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は,1バレル64ドル台と年初から40%高い水準。
 旅客需要が伸びる夏の休暇シーズンに向けて燃料価格がどのように推移するか。それまでにボーイング機の運航停止が解除されるかも,各社の業績を見通す重要なポイントになる。

 B737MAXの修正プログラム,まだまだ時間がかかるようです。製造ラインも雇用を守る為に動いているものの,そのままで出荷できる訳ではありません。
 エアバスとの熾烈な争いが原因の一つにも挙げられています。そらにFAAのボーイングへの忖度があったかどうか,型式証明がすんなり出たような気もします。 
 AA/UA/DLと言った北米のガリバー,B737MAXで明暗を分けたように書かれていますが,もう少し長い目で見る必要があります。

 アメリカのEUに対する報復関税,これは逆の場合もあったり,まるでボーイングとエアバスの代理戦争のような気がします。お互いに懲りないようです。
 お互いに自国(グループ)の利益優先が頭にある訳で,先のFAAのボーイングに対する忖度?も噂に出てくるくらいです。他国の飛行機への認証は厳しいですよね。

 皆さんも車をお持ちかと思いますが,日本の石油製品は高止まりしています。下げることは鈍く,上げるときは迅速にと言うのが,この業界の常套手段です。
 特に今年に入ってガソリンの価格は,高騰しています。OPECの価格操作が上手くいっているのでしょう。アメリカのシェールガスとの釣り合いでしょうかね。
 航空会社は,魔法の手(燃油サーチャージ)を使うことができます。が,利用者は負担増です。出国税も必要です。さらに消費税も増税される予定です。
 
○ 予告がされていましたが,昨日ブラックホール(M87銀河)の写真が公表されました。アインシュタインの一般相対性理論…と言われても素人には,チンプンカンプンです。

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 それでも従来ブラックホールの存在は分かっていても,それがどんなものかを目にした人はいませんでした。これはもの凄い大発見だと思います。
 世界6カ所の電波望遠鏡を駆使しデータを集め,補正を繰り返しながら,数学者の意見を参考にして出来上がった画像です。もう1カ所の画像の発表が待たれます。
* ブラックホールは,恒星の残骸など大量の物質が圧縮され,強い重力を持つ天体。 光をも飲み込む,光よりも高速なものはないと教えられてきた私,飲み込むってどういうこと?どうしてそんなものができたのか,これまた不思議です。
 一口に科学の進歩と言いますが,人間が自然を変えることは不可能だと思っています。が,このような世紀の大発見を知ると,人間の知恵の高度なことに驚きます。

○ 今日の1枚 

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