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2018年5月10日 (木)

やることがえげつない

○ 一種のパワハラだ
”アマゾンジャパンが商品納入業者に不当な「協力金」を負担させたとされる問題で,アマゾンが業者に無断で商品を値引きして販売した後,その差額分の補填を業者に要求していた疑いがあることが分かった。値引きは自社サイトでより安い出品があった場合,それを下回る最安値に設定するためだった。公正取引委員会は独占禁止法違反(優越的地位の乱用)の疑いが強いとみて調べている。
 アマゾンは,自社サイトで商品を売る出品者から手数料を徴収するほか,自ら納入業者から商品を仕入れて販売する「直販事業」を展開している。炊飯器や掃除機といった家電や日用品などの直販の商品について,メーカーや卸などの納入業者に無断で値引きして販売した後,その差額分を補填するよう業者に要求していた疑いがある。その際には,実際の納入価格から,値引き分を考慮した低い価格で納入したことにするよう求めていたとされる。自社サイトで直販商品より安い出品があった場合,直販商品の価格を同等か下回る最安値に設定するシステムを構築している。最安値に設定すると,自社サイトや他社の価格比較サイトの検索結果で上位に表示されるため,販売促進に絶大な効果がある。納入業者側は自社商品がサイト上で不利に扱われることを恐れ応じた。
 独禁法は,取引上の地位が相手に優越していることを利用し,相手に不当な不利益を与える行為を禁じている。公取委は3月にアマゾンに立ち入り検査に入り,調査を進めている。”

 アマゾン・ジャパンの取引量は,群を抜いて高く,かつその成長は右肩上がりです。出品者からの手数料は理解できますが,不当な補填額を求めるとは…。

 ものは手にして吟味できませんが,我々購入者としては店に行く必要がない・品数が豊富・しかも安いことが多いなど,ネット販売は魅力的です。

 今回の場合,納入段階でかなりの(自分達に都合のいい)値引きを求めてきた可能性が高いと思われます。熾烈な争いだとは思いますが,やり過ぎです。

 結局,メーカーや卸といった弱い立場のものが損をするだけです。しかも文句を言えない立場であり,これは一種のパワハラであることは間違いないです。

 アマゾンは,独占禁止法に触れるか触れないかのギリギリのことをやっているように思えます。あるいはバレるまでパワハラを押し通しているのかもしれません。

 アメリカ人の考えるドライな商法,商取引の場合,「己だけの利益が上がればいい」と思っているようです。こういった取引は,先が見えています。

 古今東西,永久の反映を人間は願ってきました。がしかし,それが成功した試しは極めて少ないです。商取引でも心が伴わなければ,いずれ必ず滅びます。


 日本でも数多くの”老舗”と呼ばれる店があります。急成長してきた商売とは,やり方が大きく違います。作るもの・売るもの・買うものに幸をもたらすやり方です。

 例えば,ホームセンターに行くと庭箒を売っています。安いものは,大陸製です。使っている内に竹がどんどん抜けて行きます。使いものになりません。

 老舗の作る庭箒,確かにホームセンターのものと比べると値段は高いですが,本当に質が高く,竹が抜けてきません。良いものを長く使いたいものです。

 そこには,作り手・売り手・買い手の品物に対する”心”があります。だからこそ時代が変わっても作りたい・売りたい・買いたい気持ちが芽生えるものです。

 アメリカ的な商法は,利益が上がるかもしれませんが,”心”が全く伴っていません。ですから浮き沈みが激しい歴史をもっているのです。真似をしたら…。

 アマゾン・ジャパンが潰れたら困りますが,日本の法令に適した商法あるいは出品者に不当な圧力・負担を覚えないようなやり方を望みたいものです。


○ 知らなかった
”飲食店のコスト構造は,固定費と変動費から成り立っています。店を開けたことで,お客さんが1人もこなくてもかかるのが固定費(家賃や光熱費等),来た人数分に比例してかかるのが変動費(食材費等)です。したがってお客が1人も来なければ固定費分がまるまる赤字です。お客が1人来れば(1人当たりの料金-変動費)だけ赤字が減ります。したがってたくさん来れば来るほど,儲けは多くなります。
 例えば,あるレストランで普通の定食の値段が1000円だとします。変動費を300円だとすると,このお店では1人のお客が来るたびに700円の利益(固定費含まず)が出るわけです。もしこのお店の固定費が10万円だとすると,150人以上お客が来れば700円×150人=10万5000円ですから,固定費を入れても利益が出ることになります。
 一方,このお店がランチブッフェを設定し,値段が2000円で食べ放題とすればどうなるでしょう。仮に来たお客が3人前食べたとしても変動費は300円×3=900円ですから,このお客から上がる利益は1100円となり,むしろ400円増えます。つまりお客は「3人分食べてやったぞ,どんなもんだ!」と思っていても,店も普通の定食以上にがっちり儲かっているのです。
 また,料理というものは1人前作ろうが,100人前作ろうが,投入する食材の量が増えるだけで手間が100倍かかるわけではありません。それに料理を盛り付けて,一人一人の客席まで運ばなくてもいいわけですから,調理や接客にかかる人件費は減ります。さらに,どれぐらい注文が入るのかわからない一品メニューに比べたら,ブッフェスタイルの場合は,店側で用意していればいいわけですから,食材自体の仕入れコストも安くすることができるでしょう。”

○ 今日の1枚
Dsc_2064

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