雑学
○ 図書館に本の返却及び貸し出しに行ってきました。いつも同じ傾向の本になってしまいますから,今回は雑学特集…ジャンルをいくつも…にしました。
天体望遠鏡の歴史・和食・京の職人・車修理・和紙・セブンイレブンのおでん部会です。横の関係は,全くありません。各書棚からランダムに選んだようなものです。
新たな開拓は,こういったランダムに借りた本を出発点に横に広げていくことだと思っています。果たしてどの分野が横に広がっていくのでしょう。楽しみです。
この図書館への復路,降っていた雨も止み,うっすらと日が差すようになりました。歩道に落ちている街路樹から落ちてきた紅葉,美しい。
カメラを持っていませんでしたから,携帯を使って撮ってみました。いろいろな紅葉・落ち葉による偶然の美,パッチワークのようでした。
帰宅し,ほうじ茶を飲みながらかりんとうをいただきました。時間を自由に使える幸せなこと,「何かをしなくちゃあ」と思わなくてもいい。
○ 今の世の中をどう見るか,人それぞれの思いがあるでしょう。プライベートなことを加味すれば,さらに世の中の明暗が出てくると思います。
自らの思いを言葉でなく絵画として表現する画家にとって,特に現代作家においては,自らを取り巻く世界が作品を生み出す原動力になっていると思います。
画家:森脇正人さんも自らの目で世を観察し,そこに生きる生の鼓動を表現したいと筆をもっておられます。小さな個展ですが,出品作を楽しんで見させていただきました。
成長,植物をとってみてもいくつかの段階があります。歴史上の人物は,終結点(死)が見えているだけにいくつかの段階に分けることが可能です。
森脇さんもこれまでもいくつかの段階を経ておられることが,作品を見て感じることができます。が,少なくとも私には不可解な部分が多い画家のように見えました。
人物の肌色一つとってみても,100年以上前の印象派の影響が強く,腐敗した肌に見えてきます。そしてなぜこんなに暗い色調ばかりなのか,暗い世なのかしら。
これは森脇さんだけでなく,日展作家を見ていると共通しているような気がしてきます。大画面の必要性すら理解できないようなものが並んでいます。
私が現代日本画家の作品を見ていると疲れるのは,こういった理解しがたい画風が溢れているからだと思っています。悪く言えば,個性がありません。
現在の日本画壇の動向を知りませんが,どうも権威主義に押され,個性埋没,誰が描いても同じような作品しか産まれてこないような気がします。
大変に独断と偏見に満ちた駄文ですが,日本画の原点を見つめ,どこに自分を置くか考えた画家の出現を待ちたいものです。西洋画に振り回されています。
◇ AIRDO問題
すでに10月からAIRDOのパイロット不足が現実になっています。一部路線の縮小・撤退が明らかになっています。親会社?青組が穴埋めをしています。
なんでもB737のキャプテン2人が退職,機材があっても運行乗務員が不足しているそうです。今月だけで新千歳-羽田・仙台便で34便の運休しています。
余裕を見るならば,1機に付き6~8名のキャプテンが必要となります。1日に2人は運行に携わっています。最低1名はスタンバイ・その他が休日となります。
前世紀末に起こった規制緩和による航空会社の経営悪化・新興国の急激な発展が,主な原因を言われています。国内では,2030年問題と言われ,さらに深刻化していく?
機材の大型化により運賃が下落,航空会社の収益悪化につながりました。航空燃料の高騰もありますが,機材のダウンサイズがこの世界の潮流です。
航空会社は危機が訪れる毎に決まってリストラを敢行してきました。特に人件費の抑制は,会社存続の成否を問うものでした。やむなくパイロットまでリストラ対象に。
赤組の倒産により,大量のパイロットが海外流出していったと聞いています。業績が好転したからといって戻ってきてはくれません。
まして少子高齢社会に突入している我が国では,パイロットだけが不足している訳ではありません。どこも人手不足で悩んでいます。
航空会社・国も2030年問題に真剣に取り組んでいるようですが,人材(パイロット)を育てるには,時間とお金がかかります。どうなりますことやら。