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2017年8月27日 (日)

貧しいながらも

○ お袋さんの実家に行くと,なぜかホッとします。実はここ,未だに区画整理が行われておらず,道は狭く曲がりくねっています。1軒の敷地面積も広いです。

 家の前には田畑が広がり,そこに立つと”土の匂い”がします。従兄弟が精を出して草刈りをしていますが,刈り取った草の匂いも熱風にのって伝わってきます。

 そんな田舎ですが,区画整理が始まり20数年後には,私の住む街と変わりがないような景色になっていくと思います。私の好きな”匂い”が消えていきます。

 自動車を使うには,とっても不便な所です。が,排気ガスの匂いはしません。子どもが育つのには,安全な所です。最も従兄弟は,その不便さを愚痴りますが。

 昨日,効率第一主義の話を書きました。ここでの生活は,確かに不便かも知れませんが,隣近所の精神的なつながりは強く,未だに古くからの部落のしきたりが残っています。

 古くは三種の神器(テレビ・冷蔵庫・洗濯機)と言われ,それらを所有することが豊かさの象徴でした。それにマイカーが加わったことは,周知の事実です。

 私たちの生活の中に電化製品を始め,珍しい食材もどんどん入ってきました。さらに”通信販売”を利用すれば,どんな田舎に住んでいても欲しいものは手に入ります。

 こうしたものが容易に手に入る時代に生まれた人達は,新しいもの=優れたものとの無言の教え(いや商業主義に毒された教え)を鵜呑みにしてきています。

 つまりものの豊かさ=幸せと受け止めるようになりました。不便を便利に替えることこそ人類の努めだと思うようになってきました。

 そんな国にいつのまにやら変わってきてしまいました。自民党は,そんな国を愛せよと小中学校の子ども達に”祖国愛”を植え付けようとしています。

 「隣人とのトラブル・周りの人への迷惑行為・殺人あるいは自殺,社会を揺るがす悲しい出来事が多発するようになってきた国を愛せよ」と言うのです。

 貧しいながらも笑顔な家族,こんな自然な家族の姿は,どこへいったんでしょう。ものの豊かさではなく”心の豊かさ”の大切さを学校も家庭も社会も忘れ去った国です。

 しかし,私はこの国が好きです。なぜならば,まだまだ豊かな自然が残っているからです。前述した”土の匂い”は,ちょっと遠出すれば残っています。季節感も味わえます。

 蛇足ですが,私が石仏の写真撮影が好きになった理由の一つがここにあります。限界集落と揶揄される地域ほど,人情が残っています。

 そこで暮らす人達にとっては,住めば都です。不便を不便と思っていません。便利さよりも人情を第一に考える人達です。先人の知恵と経験を受け継いでいる人達です。

 私,そう言った人達との会話が大好きです。自然とお国なまりが出て,何と純朴な人達だなあと感心します。「お元気でね。ありがとうございます。」が,お別れの定型です。


○ これは興味深い?記事です
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170825-00003968-toushin-bus_all

 日本人,仏教+神道+キリスト教+?,およそ宗教に帰依する感覚が乏しくなった民族も少ないのではないでしょうか。仏教=葬式といった堕落した現代の姿です。

 クリスマス・バレンタインデーも日本独自(?)の発展を遂げ,デパートや専門店の売り上げに大きく貢献しています。また新たに…。

 そう商魂たくましい民族に成り果てています。社会の歯車が,どこか大きく狂っています。最近では,”おぼん玉”という珍現象まで話題になる国です。


○ 今日の1枚
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