空の混雑解消に向けて
水曜日は,歯医者通いの日です。歩いて行くのですが,キンモクセイのいい匂いを嗅ぐことができました。自動車を運転していては,味わうことのできないことです。
半年に一度の定期検診とは言え,通う毎に歯肉が下がり,見苦しい歯並びになっていきます。歯周病と言うのは,恐ろしいものです。糖尿病を併発するとさらに…。
この歳になると,身体のあちこちにガタがきます。これも順番と半分は諦めていますが,少しでもガタが来るのを遅くするもがきでしょうかね。
ラーメン店の強盗殺人事件も犯人が捕まり,また静かな田舎に戻ることができると思います。わずか250万円で人生をフイにする軽率な行為です。
ところでお空の話ですが,MRJに関するニュースが入ってきました。が,明日の予報を見ると,お昼前には降り出すようです。延期でしょうね。順延を期待しています。
ここでぼやきですが,毎週週の前半はお天気が良く,後半になって崩れるパターンが,数週間続いています。それも期待を裏切らないようにきちんと崩れます。ガッカリ。
◇FRを見ていると
”国土交通省は,航空管制官の業務を高度によって分ける方式を2020年度に導入する。空域を「高高度」と「低高度」を別の管制官が担当。
現在,国内全域の管制業務は札幌・東京・福岡・那覇の4カ所の航空交通管制部でカバーしている。外国間の運航のため日本上空の高い高度を水平に飛行する航空機と,国内の空港を離着陸する低い高度の航空機では,管制官の業務内容が異なる。○高高度については,隣の地域の担当者に飛行の監視を引き継ぐことが主な内容。○低高度については,空港での発着のための上昇や下降など,パイロットに指示を送る交信が多い。
上空約1万メートルを境に高高度と低高度で担当者を分け,管制業務を別々に行う方式を導入。高高度は管制官1人当たりの担当エリアを拡大,管制官同士の引き継ぎ業務を減らす。米国やドイツ,オランダなどでも高度で区分している。
また,国交省は18年度に神戸に管制部を新設し管制部の統廃合を進め,24年度までに東京,神戸,福岡の3カ所の体制とする。福岡に高高度の管制業務を集約,東京,神戸を低高度の管制拠点とする。
1日当たりの発着回数が約1200回の羽田空港。羽田に向かう航空機の渋滞ぶりには驚きます。効率化を図っているが,安全確保のためにも管制官の負担軽減は重要課題。着陸便が集中する時間帯は,針路変更を繰り返して羽田に誘導。1人の管制官が約15機に対して同時に指示を出し,1分半〜2分ごとに着陸させる。”
成田の6時前と違って,羽田は24時間空港です。国内線の羽田一極集中と増え続ける国際線の為に,特に夕刻からの混雑は凄まじいものがあります。
航路上に飛行すれば,20分もかからないところを倍近くもかかることも…。FRで見ていると,大きく左右に誘導させられ,時間稼ぎを強いられています。
その上に東北アジアから北米に向かう飛行機が,日本の管制圏内を通過していきます。航空管制官の空間概念と数学の知識(ベクトル)のなせる技,感心します。
そうした管制官も神様ではありません。例の日本航空の便名を間違え,指示が混乱,大事故(空中衝突)寸前までいったことを覚えておられると思います。
幸いなことに大事故にはならなかったのですが,こうしたことから管制官の負担軽減に取り組むことは,空の安全に直結します。
◇貧しい発想
”急増する外国人旅行客を地方に呼び込め。菅義偉官房長官は,航空会社が空港に支払う利用料について「地方空港は安くする。地方創生の大きな引き金になる」と述べ,引き下げを検討する。着陸料など空港管理者に支払う料金が引き下げられれば,航空会社は新規就航しやすくなる。地方空港への乗り入れを増やし,地方活性化につなげるのが狙い。
空港管理者の自治体などへの財政支援を通じ,空港が利用料を引き下げても減収しない仕組みを検討。観光ルート開発やプロモーションで観光客を誘導する政策が大事。”
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